VOICE

先輩の声

T.A

VOICE 03

東京電装(株)で働いていた先輩からの誘いを受けて2002年(平成14年)に転職。前職で基板実装に携わっていた経験を買われ、製造部の技術職として活躍。現在はオージの看板製品であるメモリーチャイムの工程管理を担当。

T.Aつくば工場 製造部

開発計画と作業計画にズレがないこと

製造部は、第1グループと第2グループに分かれていて、第1グループでは主にデジタルの行先表示器を、第2グループではメモリーチャイムなど小型製品を製造しています。
私は第2グループのリーダーとして、生産計画の立案など、全体の工程管理を担当しています。
工程管理の役目は、納期を確実に守ることと生産効率をあげ、リードタイムを短縮すること。仕様が決まってしまうと、そこから変更することはできないので、営業や開発と密にコミュニケーションをとり、協議の段階で製造側の意見をきちんと述べ、現場の品質を保つことができる無理のない工程を調整します。

年間を通して平均した生産計画を

私たちの業界は特殊で、製品づくりは注文を受けてからではなく、あらかじめ事前に予測をたて、生産計画を組みます。受注後に製造をスタートしていては、お客さまへの納品までに時間がかかってしまうので、満足度が下がるだけでなく、商機を逸することになりかねないからです。
工程管理担当として、年度末のかけこみ需要や繁忙期に集中しないよう生産を調整・分散することで、年間通して平均して生産をできるようにしています。

多能工化を推進、知識の共有をめざす

生産計画の万が一の変動を吸収できるよう現在、誰がどの工程でもできるように製造スタッフの多能工化を推進しています。多能工化していく上で一番必用なのは教育です。教えたからといって、誰でもすぐできるものではなく、フォローをしっかりとしなければ、不良品につながってしまうリスクもありますので、OJTをはじめ、教育時の指導方法には特に注意を払っています。
理想は第2グループの人間だけでなく、誰がどんな工程でも対応できるようになること。
自社で知らない製品がないぐらい、知識の共有をめざしています。

誰もが知っている社会に必要とされる製品

当社の扱う製品は、誰もが一度は見たことがあるバスに欠かせない製品です。バスに普段乗らない方でもバス旅を特集したテレビ番組などで目にする機会も増えてきました。身近な製品であり、なければ困る、社会から必要とされているモノをつくっているという自負があります。
しかし、残念ながら当社スタッフも高齢化が進みつつあるので、素晴らしいモノづくりの技術やノウハウを若い世代に承継していかなければなりません。新しい仲間に望むのは、言われたことだけをやるタイプではなく、自ら行動し、新しいことに挑戦する姿勢です。自ら発信者となるような積極性のある人間に育つことを願い、また育てる環境も整えています。

※記載内容は取材当時のものです

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